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2006.03.24

50年目の夫婦の再会! これは胸にくる実話だ。

 森鴎外の『じいさんばあさん』という掌編は、夫のちょっとした過ちのために37年間生き別れた夫婦が、老境に入って再会し、仲むつまじく暮らすという話だ。
 例によって、鴎外は簡潔な抑えのきいた筆で、淡々と話を進めるのだが、それがかえって胸に迫ってくる。

 だが、この『じいさんばあさん』をしのぐ実話が、現代にもあったことを知った。
 それが、蜂谷弥三郎『クラウディア最後の手紙』(メディアファクトリー)だ。
 蜂谷氏は、大戦末期、あらぬ疑いをかけられてソ連に抑留され、結婚したばかりの妻と引き離された。
 夫婦が再会するのはなんと50年後の1997年。実は、蜂谷氏は、妻に再会するために、もう一人の大切な人との別れを選択しなければならなかった……。
 言語を絶する壮絶な愛と別れの物語である(ちょっと月並みな締めだったか)。
 つけたりながら、この本を読んだあと、目が腫れてしまって、人に会うことができませんでした。

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