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2006.03.19

鼻から入って脳を食う虫ってなんだ!

 昨日に引き続き『徒然草』からの引用だ。第百四十九段から。
 鼻から入って脳を食ってしまう恐ろしい虫のことが書いてある。なんでも、「鹿茸(ろくじょう)」という薬に、鼻をつけて匂いをかぐと、小さい虫が鼻から入り、脳を食ってしまうというのだ。
 こんなトンデモない話を、何気なく書いているところがなんともいえず面白い。

「鹿茸を鼻にあてて嗅ぐべからず、小さき虫ありて、鼻より入りて、脳を食(は)むといへり」

 「鹿茸」とは、
「夏至の頃、鹿の角が落ちると、そのあとからすぐ生える新しい角をいう。「袋角(ふくろづの)」ともいい、取って乾燥させて、強壮剤その他の薬用に供する。」(新潮日本古典集成『徒然草』より)
 とのことだ。

 この話は澁澤龍彦さんの本で知り、それ以来、『徒然草』は愛読書になった。

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