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2006.04.10

好いた事をして暮らすべきなり。ほんとにいいんですか?

 ふだん読む本は、仕事の関係上、ほとんどが実用書だ。私は、実用書で食べさせてもらっているので、実用書というものには特別な愛着がある。
 たまには実用書以外の本も読みたいときがあるが、やはり仕事のほうが優先してしまうのだ。

 そこで、自分でノルマをつくり、1日何十分かでも仕事に関係のない本を読むことにしようと思った。
 だから、この日記には実用書はほとんど出てこない。それは、実用書が嫌いだからではなく、ふだん、あまりにも親密に付き合いすぎているからなのだ。

 さて、おそらく実用書に近いくらいこれまで親しんでいるのが、三島由紀夫の『葉隠入門』だ。もちろん、山本常朝自身の『葉隠』(岩波文庫)も持っているが、仕事の合間に読むのにはこちらのほうがちょうどいい。

 たとえば、
「七呼吸のあいだに判断せよ(古人の詞に、七息私案と云うことあり)」
 何かを判断するときに時間がたてばなまくらになってしまう。こだわりなく、さわやかに、凛とした気持ちになれば、七呼吸の間に判断がつくものだ。
 おー、実用的! 原稿で迷ったとき、さっそく実行してみます。

 また、たとえば、
「仕事に関しては、大高慢で、死に狂いするくらいがいい(武士たる者は、武勇に大高慢をなし、死狂ひの覚悟が肝要なり)」
 はい、心がけます。

 でも、一番気に入っているのは、
「人間一生、まことにわずかの事なり」
 だから、好きなことをやって暮らすべきなり。夢の間の世の中にいやなことばかりして苦しい目にあうのは愚かなこと。若い人には悪く解釈される恐れがあるので言わないが、これが秘伝である。私は寝ることが好きだ。だから、これからは、家で寝てくらそうと思っている……。
 だそうだ。
 では、お言葉に甘えまして……、といかないのがつらいところだなあ。

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