« 文学上の刺客に会うのは文学者の宿命のようなもの | Main | IQが高い人は美人がお好き »

2006.04.28

必ずその独りを慎むなり

 島田虔次『大学・中庸』(朝日文庫)。
 「大学」は、ほかに講談社文庫『大学』、岩波文庫『大学・中庸』をもっているが、ユニークという点では、島田虔次版だ。

 「大学」は、いうまでもなく「四書五経」のなかのひとつ。
 軽く流し読みしていると、この一行に出合った。
 「故に君子は必ず其の独りを慎しむなり」
 これだ。今日はこれでいこう!

 別に私は君子ではないが、今日は君子になったようなつもりで仕事するのだ。
 まず、君子は悪を憎むこと悪臭を憎むがごとく、善を好むこと色を好むごとく、だと。ふむふむ。

 色を好むごとく、のフレーズが気に入った。今度だれかにいってみよう。「それは、ほら、色を好むごとく、だよ。『大学』にでてくるだろ。えっ、知らないの?」
 嫌われそうだ。若いころは、よく飲み屋で喧嘩を売られた。

 独りを慎む、とは、単に、人が見ていないからといって独りで悪いことしてはいけない、という意味ではないようだ。
 心の中で、自分の本性として、悪を憎み、善を好むようになっていなければならない、ということらしい。
 聖書にも、心の中で姦淫したら、実際に姦淫したのと同じことだ、というようなフレーズがあったような気がする。
 ふーん…。

 やはり、君子でいるのは私にはむずかしいようだ。
 それでも、少しだけ努力してみよう。色を好むがごとく。

|

« 文学上の刺客に会うのは文学者の宿命のようなもの | Main | IQが高い人は美人がお好き »

Comments

久我羅内様

はじめまして大絶画と申します。
復刊ドットコムに島田虔次訳『大学・中庸』をリクエストしました。久我様をはじめブログをご覧のみなさまの投票次第で復刊される可能性があります。
URLから投票ページにアクセスできます。主旨に賛同していただけるようでしたら投票をお願いします。
なおこのコメントが不適切と判断されたら削除していただいてかまいません。

Posted by: 大絶画 | 2013.10.06 11:49 PM

I was able to find good advice from your content.

Posted by: travail a la maison remunere | 2014.06.29 12:41 AM

I'm not sure exactly why but this blog is loading incredibly slow for me. Is anyone else having this problem or is it a problem on my end? I'll check back later and see if the problem still exists.

Posted by: recherche argent rapidement | 2014.08.12 05:07 PM

I'm gone to telll my little brother, that he should also pay a quick visit this weblog on regular basis to obtain updated from latest news update.

Posted by: Patti | 2014.09.12 06:37 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 必ずその独りを慎むなり:

« 文学上の刺客に会うのは文学者の宿命のようなもの | Main | IQが高い人は美人がお好き »