« 種もしかけも、ありあり。 | Main | 悲しさのあまり、死人の口吸いたるに »

2006.05.21

絵は口ほどにものをいう

 人に、テキスト系とビジュアル系があるとしたら、私はテキスト系であるに違いない。あ、ビジュアル系ってIZAM(古い?)とかGLAYとかラルクアンドシェルとかじゃないですよ。
 ものを見るときに、テキストを読むのが先行するか、絵を見るのが先行するかっていうことです。

 たとえば、私は、美術館で、まず、解説文に目がいってしまい、それを読んでから絵を観る。
 美術書を観ても、文を読んでから絵を観るほうだ。
 だから、たぶん、ビジュアル的な感性は、文章に対するほど強くないのだろう。

 五味文彦『中世のことばと絵』(中公新書)は、テキスト系である著者が、中世の絵巻を読み解きながら、作者を推理していく過程が記されていて、非常に面白かった。
 何かの専門家が、畑違いの分野に挑戦すると、意外な発見をするものなのかもしれない。

|

« 種もしかけも、ありあり。 | Main | 悲しさのあまり、死人の口吸いたるに »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 絵は口ほどにものをいう:

« 種もしかけも、ありあり。 | Main | 悲しさのあまり、死人の口吸いたるに »