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2006.08.10

見据えた眼にうつるのがまぎれもなく自分自身である……

 ドッペルゲンガーとは自分の目の前に、もう一人の自分を見てしまう不可思議現象のことである。
 ドッペルゲンガーのドッペルとは、英語ではダブルで、二重という意味だという。

 ドイツ人は、このドッペルゲンガーというテーマがことのほか好きなようで、ゲーテも『詩と真実』のなかで書いている。
 そして、今日読んだホフマンスタール『チャンドス卿の手紙』(岩波文庫)中の「騎兵物語」にも、ドッペルゲンガーが描かれている。

 クローニングの技術が進めば、自分とそっくりの人間をつくることはできるだろうが、それは外見だけのことで、魂まで同じにはならない。

 そもそも、私は、自分が映ったビデオを見るだけでも恥ずかしく、もう一人の自分をつくるなんて思いも及ばない。
 自分のビデオを平気で何度も見る人の気持ちは、私にはまったく不可解なのである。

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