« November 2011 | Main | March 2012 »

2012.02.22

『巨人たちの本棚』発売中

拙著『巨人たちの本棚 偉大な経営者はこんな本を読んでいた』
(光文社)
が発売となりました。


井深大、土光敏夫、豊田佐吉、渋沢栄一、安田善次郎、
松永安左エ門、大倉喜八郎、岩崎弥太郎など、
実業界の巨人たちが、どんな本を読んで、
どのような影響を受けたのか?

彼らの読書人生と、歴史的ベストセラーが同時にわかる
画期的な読書ガイドです。

たとえば、

井深大 →    『ターニング・ポイント』フリッチョフ・カプラ
土光敏夫 →   『スチーム・タービン』
松永安左エ門 →『歴史の研究』トインビー
豊田佐吉 →   『西国立志編』サミュエル・スマイルズ
渋沢栄一 →   『論語』
安田善次郎 → 『太閤記』
大倉喜八郎 → 『伝習録』王陽明
岩崎弥太郎 → 『日本外史』頼山陽
などなど。

誰でも知っている本から、マニアックな本まで、
巨人たちの読書の「質」と「量」はスゴイ。
偉大なる経営者による読書ガイドへどうぞ!

|

2012.02.11

『新宿鮫X 絆回廊』

大沢在昌『新宿鮫X 絆回廊』を読了。

毎回しびれるシリーズ。読むのを待ちかねていた。

今回の敵は、これまでにない恐ろしさ。

一般市民とまったく見分けがつかず、
人殺しなどなんとも思っていない連中。

また、復讐のために22年のツトメから帰ってきた男。
この復讐鬼が殺そうとしていた男とは……。

そして、鮫島の恋人晶にふりかかった災難。

今回の鮫島は、かけがえのない二つの絆の
どちらを守るか、つらい決断をしなければならなかった。

晶の一言がせつない。
「だって、あんたは新宿鮫なんだぜ」
新宿鮫を読んでいて、はじめて泣いた。

|

2012.02.09

『ジェノサイド』

高野和明『ジェノサイド』(角川書店)読了。

おもしろい。
各種ベスト10で1位をとるのは当然か。
かつて、日本になかったスケールの大きさだ。

だが、その「スケール」に感心できるかどうかが評価の分かれ目だろう。

プロの殺し屋であるアメリカ人の傭兵と、
まったく接点のなさそうな日本のしょぼい医学生。

キングやクーンツのように、交互に、二つの物語を
並行して進めながら、読者を引っ張っていく技法。

ディテールのリアリティが徹底されているので、
つくりものという気がしない。

人類絶滅の、まったく予想外の危機。
これに目をつけた作者がすごい。

|

« November 2011 | Main | March 2012 »