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2012.04.29

零人・天狗

眠気の解決策は、とりあえず眠いときは少し眠ることにした。
うとうとしながら机にかじりついていてもしょうがないもの。

いまやっている仕事は、資料は確認のために使うものの、
いちおう、頭には入っているテーマだから、
調子がでれば速いのだ。
だから、かえって進まないのかな。


大坪砂男『零人』『天狗』(出帆社)。

古書店では、いまでも、この2冊の、
薔薇十字社刊の箱入りものが、
けっこう高値で売られている。

表題になっている、「零人」と「天狗」は、
はじめて読んだときの衝撃があまりに大きく、
いまだ、読み返したことがない。


これだけの小編で、斬新かつ新奇なスタイルを
築き上げたのが、信じられなかった。

いまでも、自分で書くのなら、こんな洗練された
短編をまず書いてみたいと思っている。

大坪砂男の書くものはどれも視覚的に鮮烈だ。
とくに「天狗」の、珍妙な画は忘れ難い。

現在、大坪砂男の作品は、国書刊行会の、
探偵クラブシリーズ『天狗』で読める。

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