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2012.05.14

夢の本

夢探偵のほかには、こんな夢の本がある。

●J・L・ボルヘス『夢の本』(国書刊行会
世界幻想文学大系43)

迷宮の詩人ボルヘスが、集めた夢のコレクション。

「ギルガメシュ」からはじまって、
「聖書」「夜のガスパール」「孔子」
「ルーキーアーノス」「ダランベール」
など、古今東西の夢の記述を集めてある。


●『澁澤龍彦コレクション1 夢のかたち』
(河出書房新社)

ここでは、主に、文学者の描いた夢126個が紹介されている。

澁澤龍彦の序が、夢と夢文学の本質をえぐり出している。

「他人から聞かされる夢の物語くらい、退屈なものはない」

「なかには、いかにも嘘っぽい夢というものもある。
 しかし肩肘張らずに、嘘っぽい夢をも嘘っぽい夢として
 楽しもうというのが私の編集方針である」

「リアリズムなんか犬にでも食われるがいい」


●こちらは夢に関するエッセーのアンソロジー。
埴谷雄高編『日本の名随筆14 夢』作品社

「夢について」島尾敏雄
「夢の風景」金井美恵子
「悪夢者の呟き」中井英夫
「火の夢」吉田一穂
「赤い羽の夢」稲垣足穂

など、魅惑のラインナップだ。

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