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2012.05.11

トリマルキオの饗宴

日本の原発(商用原発)がすべて停止している。
東電は家庭用の電気料金値上げを発表。
企業にもそうとうの影響を与えそうだ。
さて、これからどうなるのか?
だれか、ちゃんと考えてくれている人がいるのか?
わからんなあ……。


青柳正規『トリマルキオの饗宴』(中公新書)
サブタイトルは「逸楽と飽食のローマ文化」
(講談社学芸文庫として再刊されるらしい)

ペトロニウスの『サテュリコン』(岩波文庫)を読んだか、
フェリーニ監督『サテリコン』を観た人なら、
必読の書。

観てない人でも、一種のグルメ本として楽しめる(?)
かもしれない。

小説も映画も、圧巻は「トリマルキオの饗宴」という、
豪華絢爛のパーティーだ。

ローマ、ネロ帝の時代。
トリマルキオは奴隷から成り上がった大富豪である。
このトリマルキオが主宰する饗宴には、取り巻きや
文化人が大勢招待されている。

著者は、当時の資料から、
会場の様子、豪華料理を、図入りで再現していく。

前菜、メインコース、デザート。
趣向を凝らした料理の数々が紹介される。

サテュリコンマニアにとっては、垂涎の一冊なのだ。

映画を観た人は、当場面と、本書の再現した料理
などを比べてみるという楽しみもある。

また、ネロ帝の時代の風俗を理解するためにも、
重要な示唆のある本である。

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