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2012.06.17

匂いのエロティシズム

先日、飲みに行った店の馴染みのなかに、
韓国の人がいて、
「日本と韓国はキンシンソーカンなのよ」
と断言。
そ、それ、「近親憎悪」じゃないの?
大笑いしてしまった。
それともギャグだったのかな。


●『匂いのエロティシズム』
 鈴木隆(集英社新書)

人は、なぜ匂いで、やらしい気持ちに
なったりするのか?


まず、意外だったのは、
香料は、ほとんどが植物由来のもので、
動物由来のものは、ジャコウ、リュウゼンコウ、
レイビョウコウ、カストリウムの
4種類しかないということだ。

日本では、江戸時代に、「惚(ほれ)線香」
なるものがあった。
これに火をつけると、催淫効果があったという。


フェロモンとワキガの関係については、
動物行動学者のD・M・ストッダートの説が
紹介されている。

現在、はっきりしたヒトの性フェロモンは、
見つかっていない。
ストッダートは、かつては、
ヒトにも性器からの性フェロモンがあったが、
それを感じる能力が退化したと考える。
(詳細は割愛)。

その代わりにクローズアップされたのが
脇の下の匂いだ。

「なぜ脇の下が匂いの魅力の引越し先に
選ばれたかと言えば、ふだんは他人の目から
隠しておける特異な位置にあるという
理由による」

「ところが、性交に際して抱き合うと
腕は持ち上げられ、あらわになった脇の下
からは、体温の上昇とともにここぞとばかりに
腋臭が匂いたつはずである」

腋臭は、性フェロモンのように性行為を催させる
ものではなく、興奮を加速させる役目を
もっているらしい。

だとすると、昨今のデオドラント文化は
どうなってしまうのだろう。


ほかに、西洋のダンスは、お互い、脇の下の
匂いをよくかげるポーズが積極的に導入
されてきたという説も紹介されている。
フォークダンスもそうだと。
そ、そうなのかなあ?

そのほか、下着フェチやラバーフェチに関する
興味深い話にも触れられているが省略。

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