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2012.06.13

破滅の日

SFの重要なテーマの一つに、「破滅もの」がある。

人類や地球が、これまでSFのなかで、
どれくらい破滅させられてきたかわからない。

そのような破滅ものの傑作短編を集めたのが、

『破滅の日』福島正実編(講談社文庫)だ。


元々は、「海外SF傑作選」というシリーズの
一つ。

この傑作選には、
『時と次元の彼方から』(異次元もの)
『未来ショック』(未来もの)
『千億の世界』(宇宙人もの)
など、SFの基本的テーマのアンソロジーが
そろっていた。
(現在、いずれも絶版)


『破滅の日』には、

「太陽系最後の日」アーサー・C・クラーク
「ロト」ウォード・ムーア
「大当たりの年」ロバート・A・ハインライン
「終りの日」リチャード・マティスン
「夏は終りぬ」アルフレッド・コッペル
「ひる」ロバート・シェクリイ
「豚の飼育と交配について」レックス・ジャトコ

の7編が収録されている。


太陽の爆発、第三次世界大戦、他天体の衝突……、
迫り来る破滅と人類の戦い、あるいは諦め、自暴自棄、
などの様子が想像力を駆使して描かれる。

短編ながら、SFの醍醐味を味わわせてくれる、
名作揃いだ。

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