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2012.06.04

葉桜の季節に君を想うということ

仕事は一応、着々とこなしている。
体調を管理するのが大変だ。


『葉桜の季節に君を想うということ』
 歌野晶午(文春文庫)

2004年『このミス』第1位の本。

騙されることの至福。

このとき、10位以内に、
伊坂幸太郎『重力ピエロ』、
横山秀夫『第三の時効』、『クライマーズ・ハイ』、
桐野夏生『グロテスク』、
などの力作、問題作が並んでいる。
それらを抑えての堂々1位だ。


最後まで読むと、
最初、極彩色だった世界が、いつの間にか、
単色に塗り替えられている。

えっ、いつの間に?

2回目に読むと、最初から単色にしか見えない。
不思議だ。


精力絶倫(笑)の主人公が、
地下鉄で自殺しようとしていた
女性を救う。

その女性との恋愛進行形、
及び悪質商法会社の極秘調査。

そして、あれれれ、という驚きの結末。
ミステリーには、2度と使えない手というものがある。
こんな手が、まだあったのか。
よく、見つけたなあ。

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