« はげまして はげまされて | Main | 声に出して読みにくい書名 »

2012.07.16

青蛙堂鬼談

この何日か、資料を読むのと仕事するのとで、
ほぼ精一杯。
ラストスパートの日々だ。

こんなときは、少しずつかじれる、
掌編集のような本がいい。


●『岡本綺堂集 青蛙堂鬼談(せいあどうきだん)』
 日下三蔵編(ちくま文庫 怪奇探偵小説傑作選1)

綺堂といえば、『半七捕物帳』だが、
怪談の語り手の名手でもある。

同好の士たちが、一夜一堂に会し、薄明かりの元、
一人ずつ、とっておきの怪談、奇談、恐怖譚を語る。

伝統的、百物語のシチュエーションにぞくぞくさせられる。
モダンホラーのようなショッキングな話はない代わり、
人情、土俗、運命的な、風趣のある物語を楽しめる。

|

« はげまして はげまされて | Main | 声に出して読みにくい書名 »