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2012.08.02

想像力博物館

きのうの『突飛なるものの歴史』と同じ
作品社の本。


●『想像力博物館』荒俣宏・館長(作品社)

荒俣さんの収集した驚異の図版が
惜しげもなくてんこ盛りにされた
夢の紙上博物館。

荒俣さんは、監修ではなく、館長となっている。

B5版313ページに所狭しと、
展示された貴重画像は圧巻だ。

順路案内(目次)によれば、館内は、
「視覚1」
「視覚2」
「万象」
「生物」
「比較/類似」
「流通/増殖」
の各コーナーに分かれている。

たとえば、「万象」コーナーの
構成はこうだ。
「権威を象徴する意匠」
「星座システム」
「地質変換」
「絵画的風景の視覚」
「動く風景と複数の視線」
「廃船幻想と夜」
などなどとなっている。


忙しい時の、気分転換用として、
この本を何度開いたことか。
開くページ、開くページに胸キュン(死語?)だ。
ほんとに贅沢の極み。


それにしても、この荒俣さんと、
澁澤龍彦さんが、もし日本にいなかったら、
この国の読書界はどれほど寂しかったろうか。

そして、このお二人の謦咳に接することが
できたというだけでも、
この業界に入って幸福だったと思う。

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