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2012.08.06

綺想礼讃

付き合いで朝まで飲んだ。
でも、セーブしながら飲んだから、
ダメージは意外と小さい。
少しは、賢くなってきたかな。


●『綺想礼讃』松山俊太郎(国書刊行会)

拾い読みするつもりが、思わず、
入り込んでしまいそうになる。

教養文庫『小栗虫太郎傑作選』全5巻
の編集でも知られる、
碩学・松山俊太郎の作家論、というか、
敬愛する作家の作品の綿密な考証編。

谷崎潤一郎、日夏耿之介、宮沢賢治、
南方熊楠、正宗白鳥、小栗虫太郎、
稲垣足穂、江戸川乱歩、日影丈吉、
山田風太郎、埴谷雄高、三島由紀夫、
澁澤龍彦、種村季弘、沼正三、土方巽、
高橋睦郎、唐十郎。

これらの蠱惑的な作家たちの作品の
発想、引用、出典などについて詳述。
目の覚めるような発見ばかりだ。
しかも、見たことも聞いたこともないような
典籍ばかり。

熊楠の弱点や澁澤さんのネタ本ばらしなど、
知の怪人松山さんでなければ、書き得ない。
いやあ、これ、止まらなくなっちゃう。
深入りしないうちに仕事にかからなければ。

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