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2012.10.11

ツナグ2

ようやく修正原稿ができた。
けっこう手こずった。

知り合いに勧められてFacebookに登録してみたが、
使い方がさっぱりわからん。

私の場合は、本名でブログを公表しているのだから、
わざわざFacebookはいらない気がするのだが。

改めて、

●『ツナグ』辻村深月(新潮文庫)

これ、お薦め。

一生のなかで一度だけ死者と
会う機会があるという。
その生者と死者とを引き合わせる
役割をしているのが使者(ツナグ)だ。

ただし、一人の人間が会える死者は、
一生に一人だけ。
死者のほうでも、会えるのは一人だけだ。
生者がツナグに依頼して、死者からOKが
でれば会うことができる。

荒唐無稽な話ではあるが、
死や、人との絆を深く考えさせられる。

突然死したアイドルに会いたいという
目立たないOL。
ガン告知をできなかった母親を指名する
頑固者の男。
親友への裏切りを後悔する女子高生。
失踪した婚約者を求める会社員。

こうした面々のそれぞれの人生模様。
死者に会ってもハッピーで終わるか
どうかはわからない。

伏線がうまく引かれ、細部まで緻密に
計算されている。
この作家はすごい。

そういえば、
是枝裕和監督の「ワンダフルライフ」を
思い出す設定だ。
こちらは、死者が、人生のワンシーンだけを
選んで天国へ行くという話だった。

どちらも、「自分なら」と考えさせられる。

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