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2014.08.19

名探偵に薔薇を

最近、昔からあった古書店がどんどん店をたたんでいる。
いつか買おうと思っていた本が手に入らなくなってしまう。
寂しいことだ。
その代わり、近所に24時間オープンの新刊書店があり、
重宝している。


●『名探偵に薔薇を』城平京
 (創元推理文庫)

帯裏には「衝撃を与える驚異の二部構成」、
「こんな傑作ミステリを今まで知らなかったことを
きっと後悔します」
とある。
期待は膨らむ。

赤子の脳髄から作るという毒薬「小人地獄」と、
その由来を描いた猟奇的な「メルヘン小人地獄」。
メルヘンのなかでは、ハンナ、ニコラス、フローラ
の3人が惨殺される。

そして、それを模した殺人が実際に起きる。
事件を解決するのは、名探偵・瀬川みゆき。
瀬川の推理で、みごと事件は解決するが、
それは、第一部の終わりでしかない。
物語は、第二部へと続く。

第二部は第一部と同じ舞台で、毒薬「小人地獄」が
使われた殺人が起こる。
またしても、名探偵・瀬川みゆきの活躍が始まる。

結末は苦い。
名探偵も楽ではないのである。
この結末については賛否両論ありそうだが、
面白く読めた。

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