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2017.02.03

断頭島(ギロチンアイランド)

●『断頭島(ギロチンアイランド)』
 フレイザー・リー(竹書房文庫)

ものものしいタイトルがついているが、
原題は「The Lamplighters(点灯員)」だ。
わりと最近の英国ホラー。
邦題にあおられて買ってしまった。

家賃も払えないほど困窮した主人公マーラの
もとに、ある日、夢のような仕事依頼がくる。
とある億万長者が所有する地中海の孤島で、
管理人をしないかというのだ。

仕事の内容はごく簡単で、破格の給料。
まるでリゾート気分で楽々生活できるのだ。
マーラは引き受けるが、そこには地獄が待っていた。
なんと、一旦、上陸したが最後、
生きて帰ったものはいないという恐ろしい島だったのだ。

この設定。ぞくぞくしながら読み始めた。
なかなか雰囲気はいいのだけれど、謎ばかり。
映画「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスを思わせる
殺人鬼が登場するに至って、漸く盛り上がりを見せる。
私の読解力の不足のせいかラストは意味がよくわからなった。

でも、いわゆる「モダンホラー」以降のホラー小説の
新風は感じることができた。

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