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2017.06.06

64(ロクヨン)

●『64(ロクヨン)上下』横山秀夫(文春文庫)

刑事から左遷されてD県警の広報官となった
主人公・三上の苦悩と奮闘を描く。
娘には家出され、記者クラブからは激しい
突き上げをくらい、組織の板挟みとなる主人公。

また、D県警は、昭和64年に起きた誘拐殺人事件、
通称「64」にかかわる闇を抱えていた。

重く、息詰まるような場面が連続する。
正直、読むのが苦しいほどだった。
だが、終盤、物語は思わぬ展開を見せる。
なるほど、この結末。
これは意外だったなあ。

なお、本書は、英国推理作家協会賞翻訳部門に
最終ノミネートされたそうだ。

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