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2017.09.01

シャーロック・ホームズ最後の挨拶

●『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』コナン・ドイル
 (新潮社)

ホームズの第四短編集。
解説によれば、ここに入っている作品は、
これまでのように毎月発表されたものではなく、
1908年から1917年までの10年間にわたって
ぽつぽつと発表されたものだという。

ただ、例外は「ボール箱」で、本来『思い出』に
収録されるはずだったものが本書に収められている。
発表当初、残虐で、不倫を扱っているという非難が
あったためという。

それにしても、よく毎回、これほど新しい趣向で
書き続けられたものだと思う。

「最後の挨拶」では、ホームズがすでに引退して、
養蜂を営んでいることになっている。
最後の第五短編集では、すべてこれより以前の
事件ばかりなので、実質的にホームズ最後の
活躍ということになる。
ドイルはこれでホームズものを締めくくろうと
したのだが、読者は許さなかったのだ。

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