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2018.07.19

宿命

●『宿命』東野圭吾(講談社文庫)

どうしようもない運命の呪縛に翻弄される人々。
東野圭吾の作品に繰り返し登場するテーマだ。

本書も、高校時代の初恋の女性が、
よりによって、学生時代にライバルだった男の
妻になっていた警察官の物語だ。

主人公はある事件の担当となるが、
その事件の容疑者となったのが、
宿命のライバルの男だった。

「宿命」というタイトルに託されたのは、
主人公とライバルとの摩訶不思議な因縁だ。

果たして、主人公は、その「宿命」を知った
ほうがよかったのか。
深い余韻を残す作品だ。

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