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2018.07.24

パラレルワールド・ラブストーリー

●『パラレルワールド・ラブストーリー』
 東野圭吾(講談社文庫)

パラレルワールドとはSFでよく使われるテーマで、
2つ以上の世界が並行して存在する設定を指す。

東野圭吾は本書でこのパラレルワールドを扱って
いるわけだが、そこは作者特有のひねりがいくつも
加えられていて、ひときわ感銘深い作品に
仕上がっている。

ある日、紹介された親友の彼女は、いつか主人公が
一目惚れしたまま接触する機会すらなかった相手だった。

しかし、一方で、主人公が親友の彼女と同棲している
世界も存在していた。
どちらの世界が本当なのか、事態は錯綜していく。

同時に、親友との友情をとるか、彼女との愛を選ぶか、
主人公は究極の選択を迫られる。

本書はSF仕立てのミステリーであり、真の友情とは
何かを問う感動作だ。

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